図書館くらい「安心して孤立出来る場所」にしておいてあげて欲しいなあ、と思った話: 不倒城
上記の記事を読みました。
全面的に同意しつつ、ちょっと別方面から補足したいなと思うことがあったので筆を取ります。
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私の実体験なのですが、大学時代にこんなことがありました。
私は基本的に独りで学食に行っていたのですが、その日は、入口であまり親しくない知り合いが話しかけてきたため、一緒に食べることになりました。
しかし、私はあまり社交的な人間ではないですし、また相手の方も趣味や正確の合わない(陽キャラ)人ですから、ほとんど会話もなく、気まずい時間になってしまいました。
後から思ったのは、彼の人が「孤立してごはんを食べる」より、「気まずくなるのがわかっている人間とでもいいから誰かと一緒に食べる」方がマシだと思っていたのではないかということです。
今回の図書館の件に戻りますが、企画者側が「孤立することは恥ずかしいこと」というう認識を持っているとしたら、いくら外からご意見をぶつけても暖簾に腕押しなんじゃないかな、と思うのです。なぜなら、「孤立=助けるべき状態」を放っておけと言われているようなもので、それは彼等の本意ではないでしょう。
相互理解のためには、「孤立すること」が悪いことばかりではなく、その価値を共有していければ良いのではないかと綺麗事を述べて筆を置くことにします。