傾き屋

とくにないです。

テキン。

小さな活版印刷機 | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net

 

昨年末に発売されたときは即日完売になってしまった活版印刷機、再販分がようやく届いたので試してみたけれど、これがまた難しい。

機械の組み立て自体は(説明書に書いてあったとおり)30分程度で終わったものの、100あまりの活字を切り離す時間が別途30分くらい必要。板チョコみたいに50音が並んでいるので、使う文字だけ切り離そうとしてもバラバラになる。

そして、まず試し刷りに難儀した。インクをローラーに載せようとしても、なかなか均一になってくれなかったり、活字に乗ってくれなくてインクを足している内に乾いてしまったりと、気軽に出来るものではないと認識を改めた。

紙のセットもまた面倒で、台にうまく収まるサイズに切るか、あるいはサイズオーバーするならば落ちたりズレたりしないようにテープなどで固定しないといけない。

結局、テストプリントに1時間ほど要して、ようやく1枚だけ形にすることができた。

付属の活字は「ひらがな+アルファベット」一揃いなので、この短い文を作るのにも二回刷りが必要で、それが面倒ながら楽しかった。あと、実は1文字目の「ほ」が上下逆になってしまったので、写真では上手くごまかしていることをここで告白しておく。

 

幸いなことに、活字セットは追加発注できると書いてあったので、本気で何かを作ろうと思ったら、在庫がなくなる前に手を打っておきたい(多分打たない

(正直、ハンドメイドにこだわりがなければ素直に活版印刷やさんにお願いした方がいいと思った。インク代と紙代、かかる時間を考えると途方もない。1枚だけなら頑張れるけど……)